吉田茂 ポピュリズムに背を向けて

僕らが生れた時には、日本は経済大国になってしまっていて、戦後・復興のときを知らない。
太平洋戦争時の軍部の思想、敗戦国ということを考えると、日本の将来は厳しいものだったはずだ。


しかし、僕たちは日本が敗戦国だということすら意識することはない。
経済にしても何にしても、世界で堂々と日本人であることを口にすることができる。


戦後にGHQを中心とする欧米と戦って、今の地位を取り戻してくれた吉田茂を中心とする多くの方に感謝しなければならないだろう。
これまで白洲次郎がかっこ良くていくつかの本を読んできたけど、あくまでも白洲次郎は脇役だった。
その白洲次郎が支え続けた吉田茂という総理大臣は凄かった。
こんなに懐が大きくて、日本の100年先を見据えて行動していたなんて。


今の政治家の方々は直近の選挙での勝敗のことばかりで、数ヶ月〜1年で言うことが変わってしまう。
吉田茂のような大きな政治家が現代にも登場することを願うばかり。


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