”姫川玲子シリーズ“と帯には書かれているが、今回の主役はガンテツ。
姫川はちょっとだけしか登場しない。
ガンテツ目線で書かれているところは非常に面白い。
これまでも縦社会に縛られずに、自由勝手に捜査するという人物だったが、実に味のある人物として描写されている。
省庁の官僚が引き起こした不正や悪法に復讐するというものなのだが、
申し訳ないが、犯人を応援してしまいそうになった。
姫川玲子は捜査一課に戻ってきたことになっているが、最新刊『ブルーマーダー』ではまだ所轄だったのでは...。
時間関係がわからないけど、捜査一課に戻ったのならこれからの作品も楽しみだ。
★★★☆☆
- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 文庫
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