夏休み最後の日曜日。

もちろん僕にはもう夏休みというものはない。この夏もいつもと変わらない仕事の毎日だ。でも、我が家の子供たちに合わせて僕も夏休みような気分だった。
この週末は今年、2006年の夏休みの最後の週末。今年の夏休みに子供たちといっしょに過ごすことができる最後の週末だったのだ。
土曜日にはいっしょに宿題を完成させて、今日はそのご褒美とばかりに隣の県までプールに連れて行ってきた。朝から一日中、遊び回って、お腹一杯食べて、疲れて、夕方...。

まだ6時前だというのに日本海に沈む夕日を見ていると、一日が短くなってきたことを実感する。もう夏が終わり、秋が始まるという季節を感じることができる時間帯だ。
どうも寂しい、切ない気分になっていると、なぜか急にマーシー真島昌利)の『夏のぬけがら』という曲を思い出したのだった。特に理由はないと思うけど、もう15年以上も前の曲なのに、なぜだろう...。

子供たちにとっては何も考えずに遊んでいた夏休みだったかもしれない。僕もそうだった。子供のころは夏休みは毎年必ずやって来るものだと信じていた。でも、大人になると急に変わってしまう。僕たちのようなもう夏休みが来ない大人になってしまった後には、もっと"一生懸命"に遊んでおけば良かったと思う。