"ジェノサイド"の前に読んだので、すでにそんなに気持ちが残っていない...。
『生存者ゼロ』がいろんな意味でインパクトがあったので、期待して読んでみたのだが、
意外と普通といったところか。
(『生存者ゼロ』が突拍子もなさすぎたのか)
武器や軍隊、法律の描写がすごく緻密だったが、逆にそれが鼻に触るというか、
その描写が細かすぎて、本筋を薄っぺらいものにしてしまっているように感じてしまったのが、残念。
でも、日本の首都、東京の真ん中でテロが起きると、こういう事態になってしまうという警鐘を鳴らしているのは素晴らしい。
★★★☆☆
- 作者: 安生正
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/03/05
- メディア: 文庫
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