大きな話題にもなったし、前々から読みたいと思っていた本ではあったが、
これまで読むタイミングを逸していた。
3月14日に開通した北陸新幹線。
出張のときに使うことも多いのだが、北陸新幹線はトンネルが多い。
新幹線の中でPCをネットに繋いでいてもすぐに切れてしまって仕事にならない。
そうなってくると、本でも読まないと時間を持て余してしまう。
ということで、東京に行く前に金沢駅の本屋さんに寄った際に、
本書を思い出したように購入した。
読み始めて、すぐに完全にはまり込んでしまった!
その日はホテルに着いても、夜遅くまで読み込んでしまい、
帰りには下巻を買ってしまう。
エンターテインメントも凄いのだが、人類としての愚かさ、浅ましさとか、
読み進めながら、反省したり考えさせられたりすることが多かった。
現生人類の想像を絶する超人類が突如として出現することはあり得ないことではないのだろうし、
そうなった場合には我々が絶滅させられたり、飼われたりすることもあるのだろう。
それを何とか止めようとしていも、我々の考える域をはるかに超える知能を有する超人類を
愚かな人類には止める術を見出すこともできないと...。
まぁ、小説の中の話なのだが、そんなに現実離れした設定になっていないところが、
本書が高く評価されている理由なんだろう。
とにかく本書が早く映画化されることを祈る。
"アキリ"を映像で観たい。
★★★★★
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- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
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