トヨトミの野望

日本最大の自動車メーカーのことを示しているのは当然のこと。

その大企業を思い浮かべながら読むと面白い。

あれだけの大企業でありながら、創設一族が実権を握っているかと思うと、何とも日本らしいのではないか。

 

その経営方法で、ここまでの営業利益率を叩き出しているのだから、日本文化には合っているんだろう。

最近では、会社経営も欧米風がもてはやされているが、日本は日本らしくてもいいのかも。

 

この小説の主人公である武田のモデルの本はないんだろうか。

 

★★★★☆

トヨトミの野望 (小学館文庫)

トヨトミの野望 (小学館文庫)