ノースライト

久しぶりの横山秀夫作品となった。
単行本発売時には、横山秀夫氏得意の警察ものではなかったこともあり、躊躇していた。
さらに、1年前にNHKにドラマ化されたときには、映像を先に見てしまうことが嫌だったので、録画だけして見ずに放置してあった。

今回、単行本化されたこともあり、この年末年始の読書の楽しみとなった。

 

単行本で約540ページの大作。

予備知識なく読み始めたこともあり、どのようなテーマなのか、どんなストーリーなのかが全くわからないままのスタートとなった。

正直なところ、最初の300ページくらいはなかなか読むスピードが上がらず、辛かった。
これだけ期待しているし、久しぶりの横山秀夫作品なんだから、絶対に面白くなるはずと思いながらも、なかなか盛り上がらない。

しかし、残り200ページくらいでようやく盛り上がりをみせはじめ、一気にラストまで読み切る面白さを見せた。

最初の我慢の部分は、最後の盛り上がりの布石がたくさん散りばめられているから、ちゃんと読まないといけないんだろうけど、本当に諦めかけたところもあったので、星は一つ減点。

★★★★☆