SHO-TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男

大谷翔平という野球界における世界的なスーパースターが、なぜこんなに人格者なのかということに興味があった。

という面においては、メジャーリーグ入りする経緯、メジャーリーグでの活躍が中心だった本書はちょっと期待外れだったようです。

しかし、前人未到の二刀流を日本だけでなく、メジャーリーグでも高いレベルで実現し、そこに向けて強い信念をもって取り組んでいる姿は非常に素晴らしい若者であることが理解できる。

どこに期待して読むかによるが、本書ではメジャーリーグや二刀流の歴史、技術的なところにも多くのページが割かれており、私は間延びした印象を受けた。

★★★☆☆

 

”本棚の中の棚”を自作

壁面収納OSAMARUは非常に収納力があり、単行本は2列、文庫本は3列で収納できるのだが、後ろに置いてしまった本を探すのは大変。

某有名壁面収納のサイトでは”本棚の中の棚”が販売されているのだが、1つ約1500円とちょっとお値段もお高め。
どうせ隠れてしまうものだし、このサイトのサイズ情報を参考にして自作することにした。

ちょっとした手間はかかるけど、後ろにある本も探しやすくなったし、これは良かった。

 

 

ホームセンターで売っている材料に合わせてサイズを決定。
自分で切るのも大変なので、ホームセンターでカットサービスをお願いした。
紙ヤスリをかけてキレイにして、木工用ボンドで接着しただけ。
本当は丁寧に圧着させなければいけないところだったけど、今回は隠れる部分だし、精度は気にしなくてもいいかと思ったので、雑に作業してしまった。
設置してから、ガタつくところがあるが、本を上に置いてしまえば全く気にならない。

厚さ13mm11、長さ1820mm、幅100mm/150mmの桐集成材が1枚660〜850円くらいで購入でき、1枚から4つくらいの棚を作ることができたので、非常に安くすんでいる。
(カットサービスは1カット30円だが、複数枚を重ねてカットしてくれるので、そんなにかからない)

 

本棚に設置してみたところ。

文庫本、単行本ともに見やすくなったので、満足。
次はCDの棚を考えてみるか。

 

 

naruhito-t.hatenablog.com

 

希望の糸

東野圭吾氏の文庫本新作。

人間味あるれるストーリーは非常に面白いし、一捻りも二捻りもある展開で最後まで楽しめるんだけど、本作品のこういうテーマはちょっと苦手というのが正直な感想。

加賀恭一郎シリーズなんだけど、今回の加賀恭一郎の出番は少なめ。

★★★★☆

 

ハヤブサ消防団

池井戸潤氏の最新作というだけで、どのようなストーリーかも確認せずに予約購入。

昔の池井戸潤氏の作品は銀行やビジネスに関連したものが多かったが、近年は幅広い作品になってきている。

消防団」というタイトルが示すように、ビジネスではないだろうとは思っていたものの、まさか宗教関係だとは想像もしていなかった。
折しも、世の中は安倍元首相殺害事件で前衛的な宗教に関心が集まっているタイミングだっただけに、興味深く読むことができた。

安定の面白さだったが、久しぶりに池井戸潤氏には銀行関連の小説を期待してしまう。

★★★★☆

 

 

運転者 未来を変える過去からの使者

Amazon Kindle Unlimited)

運を転ずる者。

自分自身も長年慣れてしまった環境から、この4月に部署や仕事内容が大きく変わり、これまで以上に挑戦できる機会をもらっている。
しかし、日々の仕事の忙しさにかまけて、なかなかその機会に向き合うことができなかった。

ただでさえ、大きな仕事を任されて忙しいし、その結果を出さなければいけないので、今は自分の担務に集中したい気持ちが強かったが、このままチャンスを見過ごしてしまっていいものかという苛立ちもあった。

まだまだ忙しくなってしまうかもしれないけど、これを大きなチャンスと捉えて、何事にも積極的にチャレンジしてみようと思い立ったとき、この本を読み始めたタイミングだった。

何が自分の運命を変えるかはわからない。すぐに結果も出ることはない。
そう理解しながら、嫌な顔せず、笑顔で積極的に挑戦していくことが、将来的に良い方向につながるんだと思えるようになった。

たとえ失敗してしまったとしても、それは自分にとって貴重な経験となり、将来の何かに活かせればそれでいい。

べたべたな自己啓発本ではあるが、久しぶりに素直に影響されそうな本だった。

★★★★★

 

レゴ - 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方

50を過ぎてもいまだにLEGOブロックを作ることは大好きである。
しかし、この本はLEGOのブロックの本ではなく、LEGO社の経営の本である。

子供の頃に好きだったLEGOに再び夢中になったのは、スター・ウォーズLEGOのコラボがきっかけだった。
そこから、輸入して海外の大型モデルを購入するほどはまっていった。

しかし、そのスター・ウォーズとのコラボがLEGO社の経営を揺るがす一因だったとは露にも知らずである。

今では超優良企業になったLEGO社の経営は、会社経営だけでなく、チームマネジメントの基盤にもなり、LEGOブロック好きの自分にとっては非常に面白く読めた。

★★★★★

 

 

 

失敗の科学

Amazon Kindle Unlimited)

失敗しても、それを次に活かすことができれば、良い失敗だったはず。

たった一つの失敗が、その後の多くの成功につながることになるのだから。

VUCAの時代、手探りで物事を進めていくことも必要なはずであり、どの企業・組織も失敗を許容できる文化になりつつある。

自分の部下が失敗したときにも、それを受け入れ、次に活かすための反省と改善策の検討と前向きに取り組んでいきたい。

★★★★☆