基本的には僕は小説のようなフィクションものは好んで読まない。ノンフィクションな本を好む。
そのため、横山秀夫氏という名前も知らないほどだった。
昨年の秋頃にテレビでみたNHK製作のドラマ「クライマーズ・ハイ」はすごく心に残っていた。主人公の佐藤浩市氏よりも新聞社の社会部長を演じる岸部一徳氏の演技が強烈だった。その「クライマーズ・ハイ」の原作者が同じという「半落ち」を妻が読んでいた。(これも映画化されているとのこと。邦画は興味がないので基本的に知らなかった。恥ずかしい...。)
「すごく面白かった」と妻が薦めるので、ちょっとだけ読んでみることにした。
やられた...。
これは面白い。もう途中で止めれなくなった。ストーリ自体が面白いのだが、各章毎に視点・主人公を変えて読ませるあたり、どんどんと引き込まれていってしまった。
一気に読みきって、今日は会社の帰りに横山秀夫氏の著書「動機」、「陰の季節」を買い込んできた。普段、小説を読むことのなかった自分だけど、横山秀夫氏にはまってしまった感じがしている。
本書の中に何度となく登場するくだり"踵を返す"。日本語の勉強にもなりました。
★★★★★
- 作者: 横山秀夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 文庫
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