日本の貧困層の話ではなく、世界中の話。
それを「スラム」、「路上生活」、「売春」の3つに分けて語られている。
本当は非常につらく、悲しく、重くなってしまう内容なのだが、
著者は一部を笑いにしたりして、明るく語っている。
著者は実際にいろんな世界の現場にいって、いっしょに暮らしていたとのこと。
そんな著者だからこそ、世界の貧困層の人たちはいつも暗いわけではなく、
人間らしく明るい面もあるのだということがわかるだろう。
日本は100年に1度の大不況と言われていて、路上生活の方々も増えているとのことだが
世界から見たらまだまだ日本は全体的に恵まれているのかもしれない。
ボーナスが半減したくらいで、悲しい顔をしていてはいけないな...。
★★★★☆
- 作者: 石井光太
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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