ミッキーマウスの憂鬱

なかなか面白い。
いや、期待していた以上にものすごく面白かった。


読んでいる最中はこれは本当にディズニーランドの裏側を描いた小説なんだと思っていたから
ディズニーランドのものすごく嫌な面ばかりが強調されていて、ちょっとショックだった。

でも、読み終わった後で、巻末の解説を読んでちょっと安心。
これは全くのフィクションとのこと。
# ミッキーマウスは人が入っているというのは、フィクションかどうかは...。


しかし、ある程度は真実だと思う。
どこまでが想像で、どこまでが現実なのかを読者はいろいろと考えることで、楽しむことができるのだろう。


なんか新しいタイプの小説に出会ったという感じがする。


★★★★★

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)