池井戸潤氏の作品にはまっている。
池井戸氏得意の銀行を舞台としたミステリー小説。
最初の2〜3話を読んだ後では、同じ銀行の支店を舞台とした短編集なのかと思った。
ちょっと「あちゃ〜、失敗か?」と思ったのだが、これで全然そうではない。
現金の紛失事件を中心として、大きなミステリーに発展していき、それぞれの話がうまく絡み合っていく。
最後はやっぱり爽快となる読後感。
しっかりとマジメに仕事をする人間に勇気をくれるものだと思う。
池井戸さんの小説を読んだ後は、ちょっと自分の仕事にも「もうちょっと頑張ってみるか」という気持ちになってくる。
★★★★☆
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/11/10
- メディア: 文庫
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