伊坂幸太郎、やっぱり面白いです。
高校生とその四人の父親という有り得ない設定の中で起こる、どこか楽しい事件。
”あとがき”に著者自身が書いているとおり、最新刊であるが書かれた時期的には第一期最後のもの。
(『ゴールデンスランバー』以降が第二期だそうです。)
『あるキング』くらいからの伊坂氏の作品にはちょっと期待外れだったものがあったけど、
この作品は僕の大好きな伊坂氏の独特の軽妙の言い回しや、有り得ないストーリ設定、
物語の中にたくさん仕込まれている伏線、それがどんどんと繋がっていく気持ち良さが
たくさん詰め込まれている。
非常に楽しめる作品だった。
やっぱり僕は第一期の伊坂氏が好きなのかもしれないが、それはもう過去のこと。
これからの伊坂氏にも僕はこんなことを期待しているんだけどなぁ〜。
まぁ、第二期・第三期も期待しているし、これからも新刊が出れば読むんだろうけど。
★★★★★
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: 単行本
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