伊坂幸太郎氏の作品は、ちょくちょく読んでいるけど、
何だか随分久し振りに 『伊坂幸太郎〜〜〜!!!!』って感じる作品だった。
やっぱり伊坂幸太郎氏の作品はこうでなければならないでしょう。
突拍子もなく始まる、何だか訳の分からない事件。
強烈な個性を放つ殺し屋の人々。
そして、今回は超悪者の中学生。こんな中学生は本当にいそうだし恐い。
そんなキャラクター達を乗せた東北新幹線の中で、軽快な会話とともに軽妙に事件が進んで行く。
僕が伊坂幸太郎氏にハマってしまうキッカケになった作品『グラスホッパー』の続編ということで
すごく楽しみにして大きな期待をもって読み始めたけど、その期待に見事に応えてくれた。
久し振りの書き下ろし長編作品。
最近はちょっと期待外れなこともあったけど、この作品では僕の好きだった伊坂幸太郎が帰ってきた。
1ページ1ページを読み進めるのが勿体無く感じるくらいに面白い。
★★★★★
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/09/23
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 168回
- この商品を含むブログ (161件) を見る
『バイバイ、ブラックバード』は二の足を踏んでいたけど、やっぱり読んでおくか...。