紙の月

出張の移動の時に読んだもの。


映画化されたということで、ちょっと期待して読んでみたものの、
あまり新鮮味を感じることができない内容だった。


ちょっとしたキッカケから不正に手を染めて、精神的にそれを止めることができなくなって
もうどうしようもなくなる。
自分でも分かってはいるけど、後戻りもできない。
早くバレて欲しいと心の奥で願う主人公には救いがない。


この”ちょっとしたキッカケ”というのは誰にでもあるものかもしれない。
自制できないこともあるだろう。
読み終わった後には、自分自身のお金の使い方を振り返るキッカケになるかも。
自分ではそんなことはないと思いつつも、実は同じようなものだったりして...


★★★☆☆

紙の月 (ハルキ文庫)

紙の月 (ハルキ文庫)