怒り

文庫本で上下巻合わせて600ページほどあるが、
テンポもよく、すぐに読破してしまえる。


3、4つのストーリーが同時進行で進んでいき、
それぞれがどのように関連しているのかを想像しながら読み進めても、
なかなか展開を予想できない。


結末では、それもその通りで非常に納得できるオチが待っている。


「人を信じる」こととは?
非常に難しいテーマを投げかけている。
現時的に同じような境遇の方はいるだろうと思うと、切なくなってしまう話だった。


★★★★☆

怒り(上) (中公文庫)

怒り(上) (中公文庫)


怒り(下) (中公文庫)

怒り(下) (中公文庫)