T|E2を使い始めてほぼ1ヶ月が経過した。そろそろm505からの移行が完了し、T|E2だけで過ごせるようになってきた。ここで1ヶ月使ってみた感想を記してみたい。
[良かった点]
- ハイレゾと明るい液晶。やっぱり一度に表示できる情報量が格段にアップしたことはすごく良い。Agendusを使っていても小さなフォントにするとスクロールせずに表示できるし、路線図も良く見える。何より、m505と違って明るいということが一番だ。
- メモリ。m505の8MBの4倍となる32MBのメモリは心配なく使えるレベル。また、SDカードスロットにはデジカメ用で余っていた128MBのSDカードを挿入してある。どんなデータでもとりあえずは安心である。
- 5wayボタン。片手でほぼ操作可能である点はこのボタンのおかげ。
[期待はずれ、イマイチだった点]
- 動作がモッサリしていること。単純にCPUを比較すると、m505はDragonball VZ-33MHzで、T|E2はIntel 200MHz Xscale。格段にT|E2が速いはずである。しかし、アプリケーションの起動ではm505よりもかなり遅く感じるくらいだ。(遅いことは事実。)そもそも僕のPalmの使用目的はスケジュール管理、ToDo管理、メモなどであり、さっと取り出してささっと情報が出てこないと意味がないのである。CPUは格段に速くなっているんだろうが、重すぎるように感じる。
- 電源を入れたときに"キーン"という金属音。CPUか何かが回っているような音である。普段は気づくことのない小さな音であるが、静かな場所では気になる。これは個体差があるものだと思われるので、すべてのT|E2に当てはまることではないかもしれない。
T|E2に切り替えたきっかけがm505の度重なるハードリセットによるものであり、m505の基本性能には何ら不満はなく、むしろ愛着もあり満足していた状態だった。そのため、T|E2には厳しい目で見てしまうこともあると思う。さらに、T|E2のPalm OS Garnet 5.4にも慣れていないので、どのようにすれば速く快適に使えるのかはこちらも勉強しなければいけないことだろう。