悪魔のような残虐な殺人事件が多く、こっちの感覚も麻痺してきているような感じがする。
親殺しとか、連続殺人とかが普通のニュースとして流されることが多いので。
この本に書かれている実在した事件は、読んでみると「そういえばこんな事件もあったよな」と思い出す。
だけど、普段は全然忘れてしまっていたようなものばかり。
犯人の生い立ちや犯行のきっかけとか、事件発生当時は知らなかったことが多かった。
殺人を犯した犯人は、決して突然変異で異常な神経を持ってしまった人たちだけではないはずだ。
幼児期などの環境が大きく影響している人も多い。
しかし、本書で扱っている事件のうちほとんどの犯人が女性であるということは、びっくりした。
男よりも女の方が度胸があって、肝が据わっているということだろうか....。
★★★★☆
悪魔が殺せとささやいた―渦巻く憎悪、非業の14事件 (新潮文庫)
- 作者: 「新潮45」編集部
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/10/28
- メディア: 文庫
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