『有楽町三億円強奪事件』、『宮崎勤事件』、『オウム事件』等での警視庁捜査一課の活躍を記したもの。
事件物は興味があるテーマなので、面白く読み進めることができた。
事件の裏での課長さんたちや刑事さんたちが実名で登場し、その苦労ぶりと頼もしい活躍振りには驚くことが多い。
ただ、これを1冊の本として読んだときには、評価は微妙である。
最初の部分は面白かったのだが、後半はちょっと飽きてきたというのが正直な感想。
伝説の刑事、“だるま”とか、同じことがこの一冊の中に何度か登場するところは辟易としてしまった。
せっかく文庫化するのなら、単に記事を増やすのではなく、重複しているところを排除するといった改編が必要だったのではないだろうか。
そうすればもっと面白く最後まで読めたのになぁ〜と、素人ながら残念に思った。
(あくまでも素人の感想。)
★★★☆☆
- 作者: 三沢明彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/10/28
- メディア: 文庫
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (3件) を見る