佐々木譲氏の警察小説。まだまだこれから読んでいく。
本書のストーリは刑事だった警官が、田舎の駐在さんとして勤務するというもの。
駐在さんと刑事では仕事の内容も違うけど、権限も違うみたいだ。
やっぱり警察の縦割り組織は非常に面倒くさそう。
北海道の田舎の駐在さんを題材にした話なので、派手な事件を扱っているわけではない。
でも、最後の『仮装祭』では田舎ならではの嫌な部分が明らかになっている。
近所から犯罪者を出さないようにするために、警察には届けることなく内々に処理してしまうと。
こういう事って本当にありそうだから怖い。
事件・事故が何十年間も0件という田舎の町をよくテレビでやっているが、実情はこれと同じだったりするんだろうなぁ〜。
★★★☆☆
- 作者: 佐々木譲
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 243回
- この商品を含むブログ (49件) を見る