最終退行

池井戸潤氏の作品。
銀行の不祥事、人事、組織構造を実にうまく表現した作品。
というのは、池井戸潤氏の作品のいつものことであり、これだけでは目新しさはない。


それに加えて、GHQM資金詐欺を絡めた辺りが今回の作品の特徴か。
個人的にちょっと弱く、期待感が大きかっただけにちょっと残念だった。


ただし、池井戸氏の作品はいつもの颯爽としていて、正義は勝つというハッピーエンドで読後感は最高。


★★★☆☆

最終退行 (小学館文庫)

最終退行 (小学館文庫)