立山登山

8月29日。今年の夏休み、最後の日曜日。
念願の家族4人での立山登山に行ってきた。


正直なところ、立山に行く気満々だったのは、僕一人だと思う。
妻と娘二人は仕方なしで、一緒に来てくれたのではないだろうか。
僕は、夏休みの思い出ということだけでなく、苦労とその後の達成感を味わってもらいたく、娘たちに登らせたかった。
それが叶ったということで、”念願”だったわけ。


せっかくの登山は天気のいい日がいい。
天気予報とにらめっこして、いつ登ろうかと悩んで、金曜日に29日(日)の登山を決定。

行程

まだ日も登らない朝4:00に起床し、4:30に出発。
5:40頃に立山駅に到着。
6:00にケーブルカーの始発があると思ってきたが、今の時期は始発が6:40だった。
しかし、この時点で既に立山駅前には人が多く、券売所が開くのを待つ列が出来ていた。
立山駅を7:00発のケーブルカーに乗り込む。


美女平から室堂まではバスを使って、8:00頃に室堂に到着。
すぐに一の越に向けて、登山開始。
天気がメチャクチャいい。本当は寒いくらいに涼しいことを期待していたのだが、天気が良すぎて暑かった。


途中で北日本放送の取材の方々にインタビューされるなどして、ゆっくりと登った。
9:15頃に一の越に到着して休憩。まだまだ先が長い。


「もう無理、ここで待っている」という娘二人と頂上を目指す。
次女は途中で泣きわめいたが、登山者の優しいオジサンに励ましてもらって山頂を目指してくれた。
オジサン、本当にありがとうございました。


10:40頃、山頂に到着。僕・妻は感動、娘たちはグッタリ。
富山平野から遠く富山湾まで見渡せる。チョー気持ちいい。


おにぎりを食べたり、頂上の雄山神社で祈祷をしてもらって、山頂で1時間くらい過ごしてから、11:40くらいから下山開始。


ゆっくりと時間をかけて、12:40頃に一の越、13:30頃に室堂に到着。
途中では花を見たり、鳥を見かけたりと、登る時よりも景色を楽しむことができた。


室堂からバス、ケーブルカーを乗り継いで、立山駅に15:00頃に到着。
室堂から美女平までのバスの中では娘二人は爆睡。
よっぽど疲れていたんだと思う。



僕たちが下山している途中から山頂は雲に隠れ始めていた。
朝早くから行動して大正解だった。

登山を終えて

娘たちはもう二度と登らないと言っている。
僕の中では一の越で諦めるという想定もしていたので、
根性を出して頂上まで辿り着いてくれたことは、非常に嬉しかった。
また、妻も初めての立山を経験してくれて、本当に嬉しかった。


今回の登山の目的である「苦労した後の達成感」は感じてくれたかどうかはわからないけど、
絶対にこの経験は彼女達の将来の役には立つはずだと思う。
何年後でもいいから、いい記憶として思い出して欲しい。
泣きながらも、頑張れば出来るということを。



偉そうなことを書いているかく言う自分も20年ぶり以上の立山登山だった。
もっと簡単に山頂まで行くつもりだったが、足が重く、膝がガクガク状態。
妻も僕も年齢にはキツイものがある。
でも、オジイチャンやオバアチャンも登っているんだから、僕たちもまだまだ頑張れるはず。


まぁ、次の機会は室堂周辺のみくりが池、地獄谷の散策でもいい。