尖閣諸島問題といい、最近の菅内閣の支持率は激落している状況。
本書ではどういう経緯で菅さんが総理大臣の座に着くことができたかを理解することができる。
読んでみて理解できたことは、菅さんには特に強い分野はない。
ただ、昔からなぜかそこそこの人気があって、
何度も民主党党首になっているから実力があるように国民に感じさせたところ。
何といっても、厚生省大臣のときに薬害エイズ問題で謝罪したことによって
実にクリーンなイメージを国民に植え付けることができたことだろう。
そして、今回は何よりもタイミングがよかったと。
鳩山内閣が小沢氏を道連れににして辞職したことによって
民主党は菅さんしか選択肢が残っていなかった。対抗馬がいなかったのだ。
という感じで総理大臣となった菅さんの今後はツライだろうなぁ。
ちなみに、本書は時系列に書かれていなく、なかなか理解に苦しむ話の流れが多かった。
時事ネタであるだけに、校正がしっかりできていないのではないかと思う。
★★★☆☆
- 作者: 大下英治
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2010/10/09
- メディア: 単行本
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