『警視庁情報官』、『警視庁情報官 ハニートラップ』に続く警視庁情報室 黒田シリーズの最新作。
公安、組対などよりも多くの人脈・情報網を持ち、複雑な事件を解決に導くというのは痛快なストーリー。
本作品では様々な詐欺事件がバラバラに発生しながらも、それらが裏で繋がっていくところはよくできていた。
前々作、前作よりも、明らかに作品としての完成度は高く、非常に面白い作品だったと思う。
ネタバレだけど、特に最後の警視庁襲撃事件を未然に察知し、テロリストたちを一網打尽にするあたりは、
迫力もあって読み応えがあった。
これは映画化などで映像になると迫力があるのではないかな。
★★★★☆
- 作者: 濱嘉之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/11/15
- メディア: 文庫
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