その女アレックス

『このミス1位』の文庫本ということで、それは読まない訳にはいかないだろう。


しかし、ヨーロッパ、フランスの小説を読み慣れていない身にとっては、登場人物の名前や地名が読みにくく、覚えにくい。
この問題はミステリーにとっては大きな問題。
途中で出てくる人物も後から、重要な役割を担うようなもになると...。


本の表紙や帯を見ただけで購入した自分にとっては、予想外の展開に非常に面白く読めた。
全く想像していないように物語は展開していき、どんどんと引き込まれていく。
最初の100ページくらいはなかなかページをめくる手が進まなかったが、途中からは手が止まらない。


最後の結末もすごく良い。
何が真実だったのかよりも、正義としてはこれで一件落着って何か水戸黄門みたいでいいなぁ。


この作者の他作品はまだ日本で出版されていないものが多いらしい。
他も出版されたら、読んでみるだろうな。


★★★★★

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)