僕が生業にしているIT業界では、何も新しいことを考えずに従来の仕事をしていると、
値段と納期だけの価格勝負になってしまう。
当然ながら、こんな状態では大きく儲けることはできない。
大きく儲けたい場合には、それなりに大きなリスクのある仕事にチャレンジすることになるが、
デスマーチになって大赤字という危険性も大いにある。
ということもあり、このような体力勝負をしなくてもよいような仕事をしたいものだと考え、
本書を読むに至った。
いくつかのツールと様々な業界の事例が紹介されてい非常にわかりやすい。
しかし、本書で紹介されている事例は、世界的・歴史的なものであり、本書以外にも
いくつものビジネス本でも紹介されているものばかりであり、
これらの事例がブルーオーシャン戦略なのか、後付けなのかは疑わしいところはある。
僕らの仕事でも小さなブルーオーシャンを創出するために本書のツールとメソッドを使って
知恵を絞らなければならない。
さらには、本書に書かれているとおり、ブルーオーシャンは永く続くものでもないので、
絶えずブルーオーシャンを広げたり、他社がブルーオーシャンに入ってこれなくする
努力を怠ることはできないのだなぁ。
結局は、ブルーオーシャンを見つけたからといって、楽に儲かる訳ではないということ。
やっぱり仕事は地道に頑張っていかないといけないな。
★★★★☆
ブルー・オーシャン戦略――競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
- 作者: W・チャン・キム,レネ・モボルニュ,有賀裕子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/05/17
- メディア: 単行本
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