ラットマン

道尾秀介さんの作品はこれまでもいくつか読んできたが、不思議なストーリが多かった。
面白いんだけど、難しいという感じだろうか。
素直に両手を上げて万歳出来ない感じ。


ラットマン (光文社文庫)

ラットマン (光文社文庫)


そのイメージがあったけど、これはスゴイ。
久しぶりに超面白かった。
両手を高く上げてバンザイして「面白い!!」って叫びたいくらい。


"ラットマン"のタイトルの意味は本書中でわかりますが、
そのタイトルの通り、人間の思い込みを利用して、
最後の最後まで二度三度とこちらの思い込みをひっくり返してくれる。


最初は「そういうことだろうなぁ」と読み進めてみても、
終盤では「へぇ〜、そういうことだったのかぁ」と感心し、
最後には「え!!、そうだったのぉ!!」となり、
最後の最後には「え〜〜〜、今まで何だったのよ?」と。


★★★★★


いやいや、エアロスミスを聴きながら、一気に読み終えるしかない。