道尾秀介氏の作品はなかなか手が込んでいるものが多くて、ちょっと難しい印象がある。
ただボ〜っと読んでいるだけでは、物語の半分も楽しむことはできないだろう。
ストーリーはめちゃくちゃ暗くて、重い。
読み進めるのが辛くなるくらいに不幸が連鎖する。
でも、それは道尾秀介氏得意のフリであって、最後には何となく良い終わり方をしてしまう。
暗くて重いんだけど、読み始めたら止まらなかった。
そして、ラストでホッとした。
文庫本の解説は必読。僕は解説を読んでから、それに注意して読み返してより面白く感じた。
★★★★★
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/01/28
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (22件) を見る