河北新報のいちばん長い日

東日本大震災発生の2011年3月11日、この日から地元新聞社の奮闘が記録されている。


この日、僕は夕方に地震があったことを感じ、ネットのニュースを確認してはいたものの、
仕事が忙しく夜中の12時くらいに家に帰ってテレビを見るまで、こんなに悲惨な被害が出ていることは知らなかった。
家に帰ってから、朝まで呆然とテレビを見ていた。
遠く離れた北陸の地では、現実感はほとんどなかった。
本当に同じ日本で発生した地震津波なのか信じられなかった。


原発事故もそうだが、メディアの在り方がこれほど考えさせられたことはないだろう。
僕も、ここまで生々しい映像を流していいのか、被災者の方にとって苦痛ではないのかと考えたし、
原発はとんでもないことになっているんだろうけど、パニック発生を考えると正直に報道できない面もあるのではないかと勘ぐったりもした。


地元の新聞社だからこそ、何を伝えていかなければいけないかを苦悩しただと思う。
まだまだ復興途中であり、これからも続くはずだが、応援していきたい。


2011年の今年中には読んでおかなければならない本。


★★★★★

河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙

河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙