生かされて。

こんなに最近の出来事だったのに、自分が本質を全然知らなかったということが恥ずかしくてたまらなかった。
1994年の"ルワンダ大虐殺"は当時のニュースとかで聞いたことはあった。もちろん『ホテル ルワンダ』のような映画があることも知っていた。(この映画は観ていないけど。)
でも、いつもの中東辺りで繰り返されているような宗教的な戦争と同じものなんだろうという程度にしか考えてもみなかったのだ。


それが同じ国に住む部族間の争いで、100日間で100万人が虐殺されたということとは...。
そして、その虐殺を行った側と虐殺された側は直前までに同じ町で隣同士でいっしょに生活していた人たちだったとは...。


僕たちには理解できないのかもしれないけど、こういう人種差別が今も平然と行われていること、そしてちょっとしたことをきっかけとして人々が殺人鬼へと化すという恐ろしい事実をちゃんと理解しておかなければいけない。
日本も平和に見えても、部落差別やそれに伴うイジメが今が根強くあるんだと思う。こういった恥ずかしいことをなくしていくためにはどうすればよいのだろうか。本書の著者イマキュレーのように"許す"ということが大事なんだと思う。
★★★★★


生かされて。

生かされて。