『731部隊』という言えば有名だが、たまにニュースで見たりする程度でちゃんと知っていなかった。
戦争・戦後の日本について僕たちの世代は知らないことが多いと思うので、日本の過去を知るために勉強しなければならないこと。
日本が第二次世界大戦中に中国で行った細菌兵器実験。
3千名もの中国・ロシアの方々が人体実験の犠牲となった。しかも、実験用ラットのように、『丸太』と呼ばれて物扱いされた人間が消費されていったらしい。
読んでいる途中で何度もいたたまれない気持ちになる。
こういうことは、もっとちゃんと学校で教えてあげないといけないのでは。
たとえば、一部の人間による凶行だったとしても、こういうことは将来にも渡って日本が責任を取り続けなければならないことなのだから。
★★★★★
新版 悪魔の飽食―日本細菌戦部隊の恐怖の実像! (角川文庫)
- 作者: 森村誠一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1983/06/01
- メディア: 文庫
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第二部・第三部を読書中。
第二部ではもっと明らかになるが、僕の住んでいる石川県金沢市が意外とこの731部隊と縁があるところだったのはショックだった...。
こんなに長い間、金沢に住んでいるのにこんなことを知らなかったなんて。