新・歴史の真実

日本人は基本的に自虐的だと思う。僕自身もそう。
僕たちの世代は特に太平洋戦争では日本が悪いこと(侵略)をしたこと、中国や朝鮮に対して非人道的なことをしたと教えられてきた。
そして、中国や韓国から文句を言われる度に、日本の過去の所業が原因であり致し方ないと割り切っていると思う。


でも、なぜそんなに中国や韓国から非難され続けなければならないのだろうか?
靖国神社に誰が参拝しようと、なぜ文句を言われなければならないのだろうか?


これまであまり気にしなかったことだが、なぜか最近になって理不尽に思えてきた。


太平洋戦争、大東亜戦争では日本は本当に悪かったのか、悪くなかったのか。
戦前、戦後の日本はどうだったのか。


"正"か"悪"かのどちらかという極端なことは言わないが、日本人が日本のことに自信と誇りを持つことが大事なのではないかと思う。
ただ、それは盲目的な"愛国心"ということになってはいけない。
悪いところは悪いと認めた上で、自国の誇りを持たなければならない。


もしも、こういうことを少しでも考えたことのある人はこの本を読んでみた方がよいと思う。
そんなに日本だけが悪いわけではないぞ、ということもわかってくる。

しかし、この本の内容だけを信じてしまい、日本は悪くない、戦争を肯定することはあまりにも危険である。
日本のことを自分で考えて判断するための材料の1つになればよいと思う。

★★★☆☆

新 歴史の真実 (講談社+α文庫)

新 歴史の真実 (講談社+α文庫)