Book

トヨタの会議は30分

タイトルのように単に会議を短くしましょうという単純な本ではなかった。会議を30分にするということは一例であり、爆速で超効率的に仕事を進めるための仕事術からコミュニケーション力、心構えがトヨタという日本一の会社の実例をもとに書かれている。 たっ…

amazonのすごい会議

4月からの新しい組織では、毎日が多くの会議が入っている。一日中が会議で終わってしまう日もあるくらいで、何とか現状を変えたいと思っていた。Kindle Unlimitedの試し中に真っ先に読んでみたもの。いくつかは実践してみたい。 ★★★★☆ amazonのすごい…

看守の流儀

久しぶりに面白い作家に出会った。 年齢がかなり近く、出身大学も同じ。 物語の舞台も自分の住む町となれば、感情移入しないはずがない。 そんな私情を差し引いても、よく練られたストーリーだと思う。 最後はかなり驚き、いろいろ納得する。やられた。 ★★★★…

清明 −隠蔽捜査8−

神奈川県警の刑事部長に異動しての新シリーズがスタート。 原理原則を守りつつも、少し組織の文化にも柔軟に対応しようとしているあたりが竜崎が変わってきたところか。 大変好きなシリーズだけに、マンネリ感が残念。 かと言って、大きく変わっても困るのだ…

アジャイルサムライ - 達人開発者への道

★★★★★ アジャイルサムライ――達人開発者への道 作者:JonathanRasmusson,西村直人,角谷信太郎 オーム社 Amazon

ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

自分自身は直接的にはこのシステムには関わっていないけど、そんなに遠くはないと思っている。 昔とは違い、どんな企業でもITシステムは根幹を担うものになっており、経営陣も最優先に取り組まないといけないもの。 みずほ銀行はその優先順位を見誤り、ITベ…

クラウドネイティブセキュリティ入門

物理的な厚みは薄めではあるけれど、クラウドネイティブセキュリティについて、技術的な部分だけでなく、体系的に書かれているところが非常によい。 本書だけを読めば理解できるわけではないが、規格や法制度が整理されて説明されているので、本書を基点に勉…

フーガはユーガ

伊坂さんの作品には、軽妙な語り口と痛快なストーリーを期待してしまう。 しかし、本の紹介を見る限り、期待するものではなさそうだったので、遅くなってしまった作品。 今回、文庫化されたので手に取ってみた。 悲しい作品なんだろうと読み進めると、最初か…

トヨトミの逆襲

『トヨトミの野望』の続編。 トヨタ自動車を題材としたであろうと思われる作品だけに、トヨタ自動車の企業内部事情をうかがい知ることができることが本作の一番の面白さのはず。 自分もそれを期待して読んでいるだけに、もっとブラックな面も見たかった。 前…

ノースライト

久しぶりの横山秀夫作品となった。単行本発売時には、横山秀夫氏得意の警察ものではなかったこともあり、躊躇していた。さらに、1年前にNHKにドラマ化されたときには、映像を先に見てしまうことが嫌だったので、録画だけして見ずに放置してあった。 今回、…

定年前

2021年は50歳になった年。 会社もいろいろあったし、本当に定年を考えないといけない。 友達とも定年の話をするようになってきた。 歳とったなぁ〜。 ★★★☆☆ 定年前 50歳から始める「定活」 (朝日新書) 作者:大江 英樹 朝日新聞出版 Amazon

LIFE SHIFT2

前作の『LIFE SHIFT』は読んでいないけど、『WORK SHIFT』を再読したタイミングだったので、『LIFE SHIFT2』を読んでみた。 自分もちょうど50歳。従来の3ステージの人生であれば、定年まで残り10年を切っている。マルチステージの人生を考えるのであれば、動…

沈黙のパレード

今度、映画化されると知り、原作となるガリレオシリーズを読了。 名作だった『容疑者Xの献身』に近いものを感じた。再び名作。 ★★★★★ 沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13) 作者:東野 圭吾 文藝春秋 Amazon

ペッパーズ・ゴースト

伊坂幸太郎氏の久しぶりの書き下ろし長編作品。 ちょっと先の未来を『先行上映』のように見える主人公。 ネコジゴハンターのロシアンブル、アメショー。 面白い登場人物が繰り広げる痛快なストーリー。 なんとなく『ゴールデンスランバー』や『マリアビート…

ワーク・シフト

今現在、自分自身が置かれている仕事の状況や環境変化のため、9年ぶりに再読。 9年前に読んだときにも本書には感動したが、どこかでまだ少し未来のことのように感じていた。仕事への考え方、働き方を変えないといけないと思いつつも、目の前の仕事はそんなに…

民王 シベリアの陰謀

待っていた池井戸潤氏の新作で、民王シリーズとして約10年振りの新作となった。 前作も民主党政権、菅首相と当時に合わせた皮肉な内容の作品だったが、今回はコロナウィルスがテーマ。 単なるコロナウィルスだけでなく、最近のSNS等で日本全体で一点集中で徹…

プロティアン

まさに今現在、会社が大きく変わる中、自分自身も10月からは新しい組織の中でどのように仕事に取り組んでいくのか悩んでいた。 これまで25年以上、会社の中でキャリアを積んできて、そこそこのポジションも得てきたが、これからは新しい職場で自分の立ち位置…

彼方への挑戦

松山英樹の自叙伝。 今年4月のマスターズ優勝という日本人初の偉業達成には、こんなにも苦労と挫折があったのかと初めてのエピーソードに感動した。 アマチュアのときからトップレベルで活躍し、2016年には世界ランク1位にも迫る勢いがあった。ここ数年は苦…

ザ・ゴール

15年ぶりに名著『ザ・ゴール』を読み直した。 15年前の僕はチームリーダーくらいで、まだ管理職にもなっていなかった。(課長になる少し前くらいか) naruhito-t.hatenablog.com 当時はチームリーダーとして、ソフトウェア開発のプロジェクトを回すのに悩ん…

ノーマンズランド

久しぶりに、姫川主任シリーズ。 北朝鮮の拉致問題、自衛隊の問題などを絡めて面白いテーマではあるが、ややマンネリを感じつつある。 最近は勝俣のキャラが際立ってきたら、表現がしつこかったりするんだけど、これは好みの問題だと思う。 ★★★★☆ ノーマンズ…

白鳥とコウモリ

久しぶりに東野圭吾氏の長編作品を読ませてもらった。 期待値が高いだけに、前半は「いつ盛り上がってくるのか」という不安を少し抱えながら読み進めたためペースが鈍かったが、当初の事件のストーリとは変わってくる辺りからはもう止まらなくなってしまう。…

巨象も踊る

かなり古い本を再読。 今、会社で求められているのは、こういったことかと認識。何年経っても、変化に対応できる組織が必要ということか。 年甲斐もなく踊り続けないといけない。 ★★★★★ 巨象も踊る 作者:ルイス・V・ガースナー 発売日: 2002/12/02 メディア:…

あなたの会社もブロックチェーンを始めませんか?

ブロックチェーン技術に早い段階から注目して日本国内での普及に取り組んできたが、なかなか実用化までこぎつけてビジネスにするというところまで持っていくことができず、苦労している。 一方で海外事例ではブロックチェーン技術を核としたサービスがすでに…

ブロックチェーンがひらく「あたらしい経済」

久しぶりにブロックチェーン本を読んでみた。 ブロックチェーンが注目されてから、6〜7年くらい経とうとしているが、日本では実用化がまだまだの状態。 ブロックチェーンは特別な技術ではないし、もっと活用していけばいいんだけど、「Why blockchain?」を問…

豊田章男

豊田家の跡継ぎということで、社長就任時の印象はよくなかったけど、豊田章男さんが社長になってから、トヨタは本当にスゴイ会社になったと思う。 現地現物を見て、人を動かす経営者。 少しでも見習いたいものだ。 ★★★★★ 豊田章男 作者:片山 修 発売日: 2020…

ノワール-硝子の太陽

『ルージュ』に続けて、『ノワール』を読了。 同時並行して発生した事件が異なるシリーズのキャラクターを交錯しながらストーリー展開するというのは斬新。 そもそも、どちらも単体でも十分に面白いシリーズなので、掛け算のように魅力が倍増している。 こち…

ルージュ: 硝子の太陽

読まずに本棚にしまってあった『ノワール』を読むための準備として再読。 ★★★★☆ ルージュ: 硝子の太陽 (光文社文庫) 作者:哲也, 誉田 発売日: 2018/11/08 メディア: 文庫

マスカレード・ナイト

久し振りに東野圭吾氏の作品を拝読。 いつもながらテンポよい展開で、500ページ超の文庫本も一気に読めてしまう。 今回はかなり長いフリだなぁと思いつつ読んでいたが、最後の最後で驚かされる結末にこのフリも納得である。 なんと、この作品も映画化される…

株価暴落

再読。再再読? 最近、池井戸潤さんの作品ばかり読んでいるなぁ。 しかも、新作も読み尽くしているので、旧作の再読ばかり。 読書の秋なのに、読みたい本が見当たらない。 Amazonじゃなくても、書店で買いたいが、大きな実店舗は軒並み閉店... ★★★☆☆ 株価暴…

疫病2020

新型コロナウィルス関連の書籍はまだまだ少ないが、門田さんの本書はいち早く世界で何が起きていたのか、日本の対策はどうだったのかを客観的に理解できる良書。 確かに我々日本人は2020年1月、2月の段階ではほとんど危機感がなかった。 普通に東京にも飛行…